【料理用語解説集 さ行】
さつまあげ→ 関西では天ぷら、地元鹿児島ではつけ揚げと称する。琉球料理のチキアーゲが語源の説と薩摩藩主島津斉彬が考案したといいます
時雨煮→蛤やあさりなどを生姜の風味をきかせて煮詰めるので生姜煮とも言う。その昔、谷中生姜の産地で有名だった日暮里は別名[ひぐれの里]と言われており、ひぐれ が しぐれ にナマったので当て字で時雨になった。
柴漬け→平家滅亡後、建礼門院が京都大原の寂光院に隠棲した時に土地の人が野菜漬けを献じたところ、これが好きで[紫葉漬け]と名づけたと伝えられます
助六→醤油のことで歌舞伎[助六所縁江戸桜]の主人公花川戸助六が紫の鉢巻をして舞台に出てくるさまを表し、醤油の別名[ムラサキ]をあて、助六と呼ばれるようになった
すし→酸しの意味で魚に塩をしておくと自然に発酵し独特の風味を持った。その過程を示して、酢塩とし、寿司となった当て字。
そうめん→元来、策麺と書き、縄のようなもんという意味で素麺とは本来白い麺を表し策を素と間違いと、サクメンがソウメンと次第に使われるようになった。そうめん自体は奈良時代に中国から伝わったものであります
そば→蕎麦の実は三角錐で別名ソベと言われとぃました。鎌倉時代までは蕎麦麦、久呂無木に変化し、室町時代には蕎麦と表記され始めた